■第1回■ CM制作などを手掛けるフナコシステム
有限会社フナコシステムは、アプリ開発やCM制作などの各種コンテンツ制作を手がけるクリエイター企業です。そのフナコシステムに所属する澤江美香さんは、2018年4月16日より配信されたスマートフォン向けゲームアプリ「共闘ことばRPG コトダマン」のアートディレク ターとして、キャラクターデザインやアートデザインを担当するなど、様々な作品を手がけられています。
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澤江美香(さわえみか)プロフィール
大阪市出身。プロヘアメイクとしてTV、雑誌、ショーなどに携わった後、イラストレーターに転向。現在は、有限会社フナコシステムVR法人HIKKYに所属し、アートディレクターとして大手スマホゲーム会社のタイトル開発、グッズデザイン制作、漫画制作、番組企画などを兼務する。2018年4月16日にリリースされたSEGAの『共闘ことばRPG コトダマン』ではアートディレクターを務める。
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■ 澤江さんは、普段どのように仕事を行い、また仕事で使うデータはどのように保存していましたか?
澤江:基本的にパソコンを使って作業を行っています。私以外の、フナコシステムに所属するクリエイターも同じです。これまで手がけたプロジェクトのデータは、パソコンの中に置いておくこともありますが、基本的にはオフィスに設置しているNASに転送して保存しています。そして、そのNASには外付けHDDも接続されていて、そちらにバックアップも取っています。ただ、社内のネットワークやNASなどの保守や管理は、基本的に他のスタッフが担当していることもありまして、私自身がこれまでにデータがどう保存されているか、またHDDがどう使われているか、といったことを気にとめることはありませんでした。
■今回、「IronWolf 14TB」と「DS218J」はどういった理由で選択されたのですか。
澤江:「IronWolf 14TB」は、14TBという圧倒的な容量がありますし、「DS218J」はとてもコンパクトなので、この双方の組み合わせによって、場所を取らずに圧倒的な大容量を実現できるということから選択しました。実際に使ってみても、設置や運用の省力化という意味でも大量のデータを扱う企業にとって非常にありがたいと感じています。これまでのNASはそれほど容量が多くなく、扱うデータ容量が増えすぎて、一部データを外付けHDDに待避せざるを得なくなったこともありましたが、14TBという容量ならそういった心配もありません。
■2台の「IronWolf 14TB」をSynology製NAS「DS218J」に装着する作業を行われたそうですが、その作業は大変でしたか?
澤江:これまでに何台かパソコンを自作したことがありましたので、裸のHDDを触ること自体は初めてではありませんでした。ただ、あまり知識がなかったこともあって、その時は出来上がるまでにものすごく時間がかかりました。でも、「IronWolf 14TB」を「DS218J」に装着する作業は思っていたよりも簡単で、全く不安なく短時間で行えました。
■「IronWolf 14TB」を装着した「DS218J」を実際に使ってみて、従来との違いは実感できましたか。
澤江:社内ネットワークへの接続やソフトウェアの設定は、システム担当のスタッフが行いましたが、設置後はそれまで使っていたNASよりもとても快適に利用できています。現在取り組んでいるプロジェクトで使用している約30万ファイル、総容量約5TBのファイルも従来の環境よりも短時間で転送できましたし、保存したデータにアクセスした場合でも従来よりもサムネイルの表示時間が高速になって、作業効率が大きく高まったのは嬉しく感じました。
■SeagateのHDDについての印象は変わりましたか。
澤江:Seagate製のHDDが、エンタープライズ向けHDDでトップシェアを誇っているというのは、これまで知りませんでした。今回利用した「IronWolf 14TB」には、エンタープライズ向けHDD同等の独自技術が搭載されていると聞いて、だから今まで使っていたシステムよりも快適に使えているんだと実感しました。合わせて、「IronWolf」には24時間連続稼働を見据えた高い信頼性が備わっているという点も、安心して使えるという意味で大きな魅力を感じます。
■最後に、今回の一連の作業を通して、良かったことや感じたことを教えてください。
澤江:使用感として、今まで使っていたNASより性能が上がった事で、ストレスが減って仕事の効率が上がったことがとても助かっています。そして、これまで漠然と持っていたHDDへの意識も変わりました。HDDを選ぶ場合には容量が大きいというだけはなく、プロからも認められる信頼性も重要だと感じています。その意味で、Seagateの「IronWolf」は高性能と高い信頼性を兼ね備える、とても魅力的なHDDだと感じています。
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IronWolfについて
耐久性や複数台のHDDを組み合わせて利用する「RAID構築」のサポートなど付加価値を持つ内蔵型HDD。PCやNASなどの利用に適した「IronWolf」と、回転数を高速にしたハイエンド向けの「IronWolf Pro」の2ラインを展開する。書き込み処理を速くするファームウェア「AgileArray」、ヘッドの位置を補正する「RVセンサー」、高機能なHDD診断機能「IHM(IronWolf Health Management)」といった機能が組み込まれているのも特長。最大容量は14TB。詳細はこちら
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連載 – クリエイター仕事場探訪
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■第6回■ コンピューターや映像の技術記事を執筆する西川善司さん
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