連載 – クリエイター仕事場探訪 ■第3回■ 「IronWolf」の大容量と優れた性能、高い信頼性に、クリエイター集団が絶賛!

■第3回■ 世界的に活躍するプロピアニストの木住野佳子さん

国内はもとより、海外でも幅広く活躍している、ピアニストの木住野佳子さん。ピアニストとSeagateのHDDに繋がりはあまりないように感じるかも知れませんが、木住野さんは作曲する際にパソコンやタブレットを使っているそうで、これまで作曲したデータの保管に苦心していたそうです。そういった中、Seagateの「IronWolf 14TB」と、Synology製NAS「DS918+」を利用することになったとのことで、そのいきさつをお聞きしました。

 

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木住野佳子(きしのよしこ)プロフィール

 

東京生まれ。1995年にアルバム『フェアリー・テイル』で日本人初のインターナショナル・アーチストとして世界デビューを飾る。主にソロ、ジャズ・トリオ、withストリングスなど自身のグループでの活動のほか、有名アーチストのアルバムに演奏、編曲などで参加。国内では、世界遺産コンサートとして、奈良の興福寺や富岡製糸場でも演奏。2018年12月に20枚目のアルバム「nuage~ニュアージュ~」を発売。

 

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■ 木住野さんは、普段どのような活動をされていますか。

木住野:ピアニストとして各地で演奏したり、楽曲を作曲したりといった活動を行っています。また、パソコンの譜面ソフトを使って作曲した楽譜の執筆、デモミュージックの作成なども手掛けています。

今は、ほとんどのミュージシャンがパソコンの譜面ソフトを使っていると思います。例えば、オーケストラアレンジやビッグバンドアレンジなどでは楽器によってキーが違ってきますので、手書きで譜面を書くのはとても手間がかかります。でも、パソコンの譜面ソフトならそういった変換が瞬時にできますし、入力した譜面もパソコンですぐに再生できます。しかも、それぞれの楽器の音で再生されますので、とても便利なんです。

■そういった作曲したデータやデモデータなどは、どのように保存していましたか。

木住野:作曲した楽曲の譜面については、パソコンに接続する外付けのHDDに常に保存するようにしています。仕事の要ですので、頻繁に保存するようにしています。譜面はコンサート前にプリントアウトすることもありますが、PDFに変換したり、主要譜面ソフトで読めるファイルとして保存してメールなどで送信したりすることもあります。

そして、何より重要なのが原盤データです。原盤データは将来の再販などを考えても失うことができませんので、音源専用のHDDやDVDには2枚などというように、厳重にバックアップして保存しています。その原盤データは、過去のものも合わせて全部で2~3TBぐらいだと思います。

 

■過去に、HDDが故障するなどして困ったことはありましたか。

木住野:使っていたパソコンが壊れてデータが失われたり、パソコン使用中にフリーズしてデータが失われたりしたことはあります。ただ、その時も、きちんとバックアップは取っていましたので、最後のバックアップから後のデータは失われましたが、全てのデータが失われたことはありませんでした。デジタルデータを失わないよう管理することは今の音楽家にとって不可欠なことなのです。そういった中で、バックアップに外付けのHDDを使うよりも便利になることから、NASを導入することになりました。

 

■「IronWolf 14TB」を装着した「DS918+」を実際に使ってみてどういった印象を持たれましたか。

木住野:使ってみると、簡単にデータをバックアップでき、保存したデータをパソコンから活用できるのは、とても便利だと実感しています。そして、普段聞く音楽のデータも「DS918+」に転送して、パソコンやスマートフォンから再生して楽しんでいます。外出先からスマートフォンでアクセスして、何千曲とある音楽の中から好きなものを聴けるのは、とても便利に感じています。

あと、ライブなどで撮影した写真も、その場で「DS918+」に転送して保存するようにしています。以前は、使っているスマートフォンのストレージが少なくて、写真を捨てることもあったのですが、DS918+を使い始めてからはそういったこともなくなりました。

「IronWolf 14TB」 の容量も、とても助かっています。仕事のデータを保存するだけではなく、好きな音楽データをはじめ、いろいろなデータを保存してもまだまだ余裕があります。合わせて、複数台の「IronWolf」を装着することで、自動的にRAIDが構築されてデータの安全性が高められるという点も嬉しい部分です。

 

■SeagateのHDDについての印象は変わりましたか。

木住野:これまでは外付けHDDの利用が中心でしたので、正直Seagateというメーカーを意識したことはほとんどありませんでした。

そうした中で、今回使った「IronWolf 14TB」はNAS向けの製品ですが、安定した読み書きを実現する機能が搭載されているので、複数台のHDDをNASに装着する場合でも安心です。そしてもうひとつ、購入から2年間、万が一ドライブが故障した場合でも、Seagateのデータ復元専門家チームによるデータ復旧サポートが受けられる「Rescueリカバリ・データ・プラン」が用意されている点も、安心感を大きく高めてくれています。

 

■最後に、「IronWolf 14TB」を装着したNASを使って良かったことや感じたことを教えてください。

木住野:音楽家にとって、音源はもちろん、譜面も財産です。その大切な財産を大量に、そして安心して保存できるという意味で、「IronWolf」は最適なHDDだと思います。ですので、導入して本当に良かったと感じています。

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IronWolfについて

耐久性や複数台のHDDを組み合わせて利用する「RAID構築」のサポートなど付加価値を持つ内蔵型HDD。PCやNASなどの利用に適した「IronWolf」と、回転数を高速にしたハイエンド向けの「IronWolf Pro」の2ラインを展開する。書き込み処理を速くするファームウェア「AgileArray」、ヘッドの位置を補正する「RVセンサー」、高機能なHDD診断機能「IHM(IronWolf Health Management)」といった機能が組み込まれているのも特長。最大容量は14TB。詳細はこちら

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連載 – クリエイター仕事場探訪

■第1回■  CM制作などを手掛けるフナコシステム

■第2回■  ドローンの開発を手掛けるイームズラボ

■第4回■  福岡でクリエイティブディレクターとして活躍する百市道徳さん

■第5回■  ブランディングや広告、音楽関係のアートワークなどを手掛けるアートディレクターの古平正義さん

■第6回■ コンピューターや映像の技術記事を執筆する西川善司さん

■第7回■  写真とムービーの両方で活躍するプロカメラマンの大崎聡さん

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2019-06-18T02:57:30+00:00

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