連載 – クリエイター仕事場探訪 ■第4回■ 「IronWolf」の大容量と優れた性能、高い信頼性に、クリエイター集団が絶賛!

第4回■ 福岡でクリエイティブディレクターとして活躍する百市道徳さん

福岡県で映像コンテンツの制作を行っているCMC株式会社の代表で、クリエイティブディレクターの百市道徳さんは、関東のテレビ番組やWeb番組、Virtualユーチューバーなどのコンテンツ製作、タレントのマネージメントなどを行っています。百市さんは、これまで外付けHDDに映像データを保存して作業を行っていたそうですが、今回、作業効率の向上を目的として、Seagateの「IronWolf 14TB」2台と、Synology製NAS「DS218」を利用したNAS環境を構築したとのことで、実際にお話しをお聞きしました。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

百市道徳(ひゃくいちみちのり)プロフィール

宮崎県出身のクリエイティブディレクター。 19歳でNHK特別ドラマ「松本清張生誕100年記念ドラマ “清張を巡る対話」の主役に抜擢。その後、九州のテレビ局の公開オーディションに合格しタレント活動を開始。20歳から楽曲制作を学び、2016年にビクターエンタテイメントよりメジャーデビューを果たす。現在は福岡でコンテンツ制作会社「CMC 株式会社」を立ち上げ、若きクリエイターチームで次世代の映像コンテンツを作ることを目指し活動している。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

■ 百市さんは、普段どのようなお仕事をされて、仕事ではどのようなデータを扱いますか。

百市:クライアントから予算をいただいて、映像コンテンツなどの企画から撮影、編集、納品まで全てを担当しています。最近はWeb番組やネット系動画でドローンを使うこともあります。

映像などは全てデジタルデータとなっていまして、編集作業はパソコンで対応しています。編集作業はアウトソーシングで行うことも多いので、必要なデータのうち容量の大きいものは、外付けHDDに保存して渡したり、クラウドを利用して渡したりするケースが多いです。作業で利用するデータ容量は、1ヶ月あたり1TBぐらいです。最近では4K素材を扱うことも増えてきましたので、容量はかなり増えています。

 

■これまで、仕事で使うデータはどのように運用していましたか。

百市:これまでは、あまりバックアップを重視していなかったこともありますが、データは外付けHDDに手動で保存してました。そのデータが必要になったら、2TBほどの外付けHDDに移動させ、持ち出していました。したがって、かなり手間がかかっていました。

NASは過去に使ったことがあったのですが、転送速度が非常に遅くて、あまりいい印象は持っていませんでした。ですので、これまでは確実性の高い外付けHDDを使ってきました。今では、受け渡し用のも含めて10台ぐらいの外付けHDDを使っています。

 

■今回、Seagateの「IronWolf 14TB」2台と、Synology製NAS「DS218」を利用してNAS環境を構築されたそうですが、設定作業などは難しかったですか。

 

百市:HDDのベアドライブを触るのは今回が初めてだったので、最初はマイクロチップを触るかのような感覚で、ちょっと不安でした。ただ、わかりやすい説明書が付属していましたし、ケーブルを接続するといった面倒な作業もなかったので、取り付け作業はそれほど難しくなかったです。その後の初期設定も、最初は戸惑う部分もありましたが、確認したりマニュアルを調べたりしながら、1日で設定できました。

 

■実際にNAS環境を使ってみて、作業効率は改善しましたか。

百市:これまでは、パソコンの横に1TBや2TBのHDDをいくつか置いて作業していましが、14TBの容量をこのコンパクトなNAS1台で実現できるようになりました。これには感動しました。そして、過去に経験していたNASよりも非常に高速で、NASに対する概念が変わりました。動画を読み込むときに待たされるようなことも感じないぐらいに高速で、外付けHDDと同じような感覚で使えています。しかも、RAID 1環境となっていますので、データの安全性が高められている点も魅力的な部分です。

また、これまでは必要なデータを保存した外付けHDD1台をパソコンに接続して作業を行っていたために、パソコン1台でしか作業が行えませんでした。しかしNASを導入してからは、複数のパソコンから同じデータをダウンロードしたり共有したりできるようになりました。複数のパソコンで、編集作業や動画の書き出しを同時進行で行えるようになったことで、作業効率が大きく向上しました。

 

■これまでSeagateはご存じなかったということですが、今回実際に「IronWolf 14TB」を使ったうえで、どういった印象をお持ちでしょうか。

百市:SeagateのHDDは、近年多くのユーザーから支持を集めているということをお聞きしまして、その点は非常に安心できると感じています。また、購入から2年間、万が一ドライブが故障した場合でも、データ復旧サポートが受けられる「Rescueリカバリ・データ・プラン」が用意されているそうで、日頃から消えては困る動画データを扱っている身としては、この点も非常に心強いです。

 

■今後も仕事でHDDを利用する場面が多いと思いますが、今後はHDDをどう扱いたいとお考えでしょうか。

百市:これまで外付けHDDを使ううえで、中に入っているHDDについて考えることはありませんでした。購入の決め手は、容量と価格でした。しかし、今はHDDへの興味が大きく高まってきており、HDDの信頼性も重要視していきたいです。そして、”Seagate=安心”という印象が強くなりましたので、今後HDDを選ぶ時にもSeagate製のHDDを選択したいと思います。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

IronWolfについて

耐久性や複数台のHDDを組み合わせて利用する「RAID構築」のサポートなど付加価値を持つ内蔵型HDD。PCやNASなどの利用に適した「IronWolf」と、回転数を高速にしたハイエンド向けの「IronWolf Pro」の2ラインを展開する。書き込み処理を速くするファームウェア「AgileArray」、ヘッドの位置を補正する「RVセンサー」、高機能なHDD診断機能「IHM(IronWolf Health Management)」といった機能が組み込まれているのも特長。最大容量は14TB。詳細はこちら

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

連載 – クリエイター仕事場探訪

■第1回■  CM制作などを手掛けるフナコシステム

■第2回■  ドローンの開発を手掛けるイームズラボ

■第3回■ 世界的に活躍するプロピアニストの木住野佳子さん

■第5回■ ブランディングや広告、音楽関係のアートワークなどを手掛けるアートディレクターの古平正義さん

■第6回■ コンピューターや映像の技術記事を執筆する西川善司さん

■第7回■  写真とムービーの両方で活躍するプロカメラマンの大崎聡さん

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

2019-06-18T02:58:15+00:00

About the Author:

Leave A Comment