ケース・スタディ

リモート・コラボレーションを身近にしたRedscope Films

シドニーを拠点とする制作スタジオ、Redscope Filmsがリモート・コラボレーションに関する問題を解決した事例をご覧ください。

目次

会社名 Redscope Films

所在地 オーストラリア・シドニー

連絡先 http://www.redscopefilms.com

業種 ビデオ制作

クリエイティブ・ディレクターのアダム・ディオン氏とベンジャミン・バッゲイ氏が設立したRedscope Filmsは、オーストラリアのシドニーを拠点とする小規模なクリエイティブ・コンテンツ制作スタジオです。2014年の設立以来、チームはHype DC、Adidas、Sony Australia、DJI、No More Ugly、9 degrees Gymといった幅広い企業をクライアントに持ち、キャンペーンやビデオ・コンテンツを制作してきました。これまで一貫して、写真や映像、アニメーションを使って感情に訴える表現でストーリーを伝えるという手法をとっています。

2018年末、チームはドローン撮影用機器で有名なメーカー、DJIから仕事の依頼を受けました。DJIが発売を予定していたのは、3軸ジンバルを搭載したポータブル・カメラ、Osmo Pocketでした。この製品はDJIがそれまで展開してきた他の製品とは一線を画していたため、Redscopeでは、このデバイスの活用方法やそこから生まれる自由な発想力に着目したキャンペーンを立ち上げることにしたのです。撮影はフィンランドを舞台に、夏の美しい風景をカメラに収める予定でした。ところが、地球の反対側での撮影には問題がつきものです。残りの制作チームがシドニーのオフィスに残ったままでは、作業はスムーズに進みません。

そこで、RedscopeはSeagateとQNAPの助けを借りて、NASシステムを構築することにしました。離れたところにいるチーム同士がデータやファイルを共有して、共同で作業することのできる新たなワークフローを立ち上げるためです。ドライブは、高い信頼性と機能性、さらには製品保証に定評のあるSeagate IronWolf Pro 14TBを選びました。NASエンクロージャは、将来的な拡張を見据えて、クアッドコアのQNAP TS-453Beに決めました。

Seagate IronWolf Proドライブは、常時稼働を想定した設計で、平均故障間隔 (MTBF) は120万時間です。これは酷使されるシステムにおいて、ドライブの信頼性が非常に優れていることを意味します。各ドライブには5年保証と2年間のSeagate Rescueデータ・リカバリが付帯しています。これは、機械の故障、事故、自然災害によるドライブの故障を対象とするサービスです。さらに、ドライブはSeagateのAgileArray技術を搭載しており、一連のハードウェア、ファームウェアおよびソフトウェア機能が性能をさらに高め、デュアルプレーン・バランスを備えた高度なAcuTrac技術が高い耐振動性と静音動作を実現します。

キャンペーン全体を通じて、QNAP TS-453BeとSeagate IronWolf Proの力で制作の流れが大きく改善し、チーム間のコラボレーションによってDJIプロジェクトを効率良く進めることができました。チームは離れた場所にいながら、NASを中央ハブとして、すべての制作ファイルをそこに直接アップロードすることができました。そのおかげで、特定のプロジェクト・ファイルやデータを探すためにドライブの場所を特定しなければならないという事態も避けることができました。また、作業負荷の大きいマルチユーザ環境に適したシステムを導入することで、生産性も格段にアップしました。データを一カ所に集約した結果、特にキャンペーンの納品物において、編集作業がしやすくなったのです。

Redscope Filmsの場合、Seagate IronWolf Pro 14TBドライブが制作環境を一変させました。信頼性、製品保証、リカバリ・サービスによって制作物を万全の体制で守ることができるようになり、さらに、ドライブのスピードと強力な機能のおかげで生産性も高まりました。NASベースのシステムに切り替えたことで、生産性のアップとともに豊かな発想力が無限に広がりました。