Seagateは透明性を重視しています

Seagateはすべての主要サプライヤに対し、責任ある企業同盟 (RBA) の自己評価調査 (SAQ) にRBAのプラットフォームを通じて回答することを義務付けています。

SAQは、企業の責任に関連するリスクやベスト・プラクティスを理解し、それについて検討することができるよう、サプライヤとメーカーを支援するためのツールです。当社はサプライヤのSAQスコアの定期的な確認を実施し、場合によってはValidated Audit Process (VAP) 監査を受けることを義務付けています。

2012年1月1日、米国カリフォルニア州で2010年カリフォルニア州サプライ・チェーン透明性法 (SB 657) が施行されました。この法律により、製造業者と小売業者は、サプライ・チェーン全体における労働奴隷や人身売買行為への対策案について消費者により多くの情報を開示するようになり、その透明性が高まっています。

Seagateでは、すべての顧客があらゆるサプライヤに関する情報にいつでもアクセスできる透明性の高いサプライ・チェーンの実現に向けて取り組んでいます。当社は、サプライヤに紛争鉱物報告テンプレートへの記入と提出を求めることで、紛争に関与していない認定済みの製錬業者や精製業者から原料を調達することを目指しています。また、サプライヤには、責任ある企業同盟コースの見直しも求めています。

Seagateは、RBA行動規範をサプライヤの行動規範として採用しており、すべてのサプライヤに対してこの行動規範の遵守を求めています。当社のプログラムは、RBAのツールとプロセスに従っています。これらがサプライ・チェーンの責任を管理する最も効率的な方法であると考えているためです。Seagateは、すべてのサプライヤがサプライ・チェーンの下流でRBA行動規範に遵守することを求めています。

Seagateは、2023年度に、4つの外部委託ウェビナー・セッションと2つの社内ウェビナー・セッションを通じてトレーニングを実施し、約302のサプライヤが参加しました。これらのウェビナーのトピックには、責任ある鉱物調達、温室効果ガス管理、強制労働、RBA行動規範の導入、これらのトピック領域における実際の監査結果に対する効果的な是正措置計画の作成が含まれていました。

Seagateは、ISO 22301標準に対応する事業継続性計画を策定することにより、事業への投資および保護を実施しながら、予測可能な脅威からコミュニティを守ることに注力しています。Seagateの事業継続性に関する方針には、この取り組みが盛り込まれています。

事業継続性プログラムは、Seagateのサプライ・チェーン・リスク管理、エンタープライズ・セキュリティとレジリエンス、インシデントおよび危機管理プログラムと統合されており、当社の業務に影響を与える可能性のあるあらゆるインシデントに対してタイムリーで効果的、かつ総合的な対応を保証します。

事業継続性計画を変更してISO 22301:2019要件に準拠してから、Seagateは強力な事業継続管理システム (BCMS) を維持し続けています。このシステムの継続的な改善に向けた取り組みの手引きとなるのは、事業継続性パフォーマンス・スコアカードです。このスコアカードは、当社の製造拠点と、全社的な設計センターでプログラムの指針になっています。また、サプライ・チェーン・リスク管理プログラムによるグローバル・イベント監視と調査・分析を通じて、サプライ・チェーンのリスクをプロアクティブに監視し、サプライヤの評価を完了しました。特定されたリスクに適切に対処するために、緩和計画の演習を定期的に実施しています。