監査および財務委員会
I. 目的
Seagate Technology Holdings plc(以下、「会社」)の取締役会の監査・財務委員会(以下、「委員会」)は、以下を行う。
II.メンバーシップ
A. 構成
B. 指名および解任
委員会議長と委員会メンバーは、取締役会により毎年指名され、当該メンバーの後任者が正式に選任されるまで、当該メンバーが尚早に辞任、解任されるまで務めるものとする。委員会メンバーは、取締役会の過半数が投票した場合、理由なく解任することができるものとする。
C. 委員会議長
議長は、取締役会によって指名される場合を除き、委員会メンバーの過半数投票により指名されるものとする。取締役会はいつでも委員会が指名した議長を変更することができるものとする。議長は、委員会のすべての定期会合の議長を務め、委員会会合の議題を決定する。議長が不在の場合は、委員会は議長を務める別のメンバーを選出のこととする。
D. 権限の委譲
委員会は委員会が適切とみなす目的で1人以上のメンバーで構成される小委員会を結成し、その小委員会に委員会が適切であり、会社の利益のため最善となるとみなし、さらに当該委譲が企業定款および適用される法律に従っている場合に、権力と権限を与えることができる。
委員会は、企業定款および適用される法律に準じた形での委任であることを条件とし、1人以上の会社役員に対して、委員会によって承認された取引の書類を完成させるための権限を委任することができるものとする。
III.会合
IV.外部のアドバイザー
その監督役割の遂行において、委員会は委員会が適切と見なす利害および懸念事項を検討または調査する権限を有する。これに関し、委員会は委員会が責務を遂行する上で必要または望ましいと考える、独立コンサルタントおよびその他のアドバイザーを雇用および解雇する権限を有する。委員会は委員会が雇用する独立コンサルタントまたはその他アドバイザーの報酬を定め、業務を監督するものとする。会社は委員会が決定した適切な資金を供給し、委員会が雇用する独立監査人、その他登録会計事務所、独立コンサルタント、およびその他外部アドバイザー、ならびに委員会の活動を行う上で必要または適切な委員会管理費の支払いを行うものとする。
V. 主な責務
財務報告および開示プロセスにおける監督的役割を果たすため、委員会は (i) 会社の財務諸表の準備と正確性の管理、(ii) 会社が会計基準、財務報告の手順、適用される法律および規制に準拠するように、実質的な社内統制および手続きを確立するための管理、(iii) 会社の統制環境の有効性と効率性についての会社の世界的な内部監査部門による独立した客観的な評価、(iv) 会社の財務諸表および会社の社内統制の有効性に関する公平で入念な監査および見直しを行う会社の独立した監査人、に依拠する。委員会メンバーは、会社の従業員ではなく、監査業務の執行や他の会計処理の実施について責任を負わない。委員会は、その責任を遂行するにあたり、会社の財務諸表に関して専門家または特別な保証を提供したり、あるいは独立監査人の業務に対して専門的な認定を行ったりしない。
委員会が一般的に行う活動には以下がある。委員会は、適切とみなした場合もしくは取締役会に委譲された場合、追加的な機能を実行し、追加的な方針および手続きを採用する場合がある。
財務監督
独立監査人が提起した問題に対する経営陣の返答
委員会は、(i) 監査人が指摘または提案し、(重大でないものまたはそれ以外のものとして)「可決された」会計調整、(ii) 契約により提示された監査または会計上の問題に関する、監査チームおよび監査会社のメインオフィスの間でのやりとり、および (iii) 独立監査人が会社に対して発行または発行提案した「マネージメント」または「社内統制」レターを、その他の可能性を排除することなく独立監査人と見直すことができる。
内部監査
VI.財務、資本および投資取引
上に記載された機能と職務の他に、委員会は会社の財務を見直すものとする。
委員会は、会社の現金持高、財務状態、資金需要、資金調達計画、会社の債券格付および信用格付を含む資本市場にアクセスできる会社の能力、銀行と貸し手の関係、資本構造、株式資本と債券の発行、配当、株式分割、資金調達の提案、未決済手形の債券の発行、返済、買い戻しまたは償還、資本資産計画および資本支出、会社の事業における財務リスクの管理、税に関する姿勢および戦略、経営企画を見直し、取締役会および経営幹部に対して提言を行う。
VII.法律および規制の遵守・企業リスク
VIII.実績評価
2024年4月21日の取締役会による改正および再記述に準ずる。