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LaCie 2big Dock Thunderbolt 3 ユーザーマニュアル
LaCie 2big Dock Thunderbolt 3 

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操作

次の条件が満たされていれば、LaCie 2big Dock の電源をオンにできます。

  • Thunderbolt 3 または USB に対応したコンピュータに接続されている。
  • 電気が通っている電源コンセントに接続されている。

ディスクのスピン アップ中は、LED が青色に点滅します。

  注意: 周辺温度が指定された温度範囲内になるまでは、LaCie 2big Dock Thunderbolt 3 を操作しないでください (システム概要を参照)。ハードディスク ドライブがインストールされたばかりの場合は、操作の前に、周囲の温度に適応するための時間をおいたことを確認してください。

電源をオンにする

ほとんどの場合、コンピュータとアクティブな電源に接続されると、LaCie 2big Dock の電源は自動的にオンになります。ただし、以下の 2 つの条件が満たされていれば、電源ボタンを使用してデバイスの電源をオンにできます。

  • 長押しによってデバイスの電源がオフにされた。
  • デバイスがコンピュータの USB ポートとアクティブな電源に接続されたままである。

LaCie 2big Dock の電源をオンにするには、電源ボタンを 1 秒間押します。

電源をオフにする

以下の手順に従ってデバイスの電源をオフにします。

  1. デバイスのボリュームにアクセスしていないことを確認します。

  2. デバイスのボリュームを、お使いのコンピュータのオペレーティング システムから取り外します.
  3. デバイスをコンピュータから切断する

節電モード

LaCie 2big Dock は、節電モードに入ることによってエネルギーを節約できます。2big Dock が節電モードのときは、筐体内のハードディスク・ドライブがスピン ダウンして、電力消費を減らします。節電モードは、アイドル時間を増やして動作を少なくすることによって、ハードディスク・ドライブの寿命を長くできます。以下のように電源ボタンを使用してデバイスを節電モードにできます。

  1. デバイスのボリュームにアクセスしていないことを確認します。
  2. ボリュームを、お使いのコンピュータのオペレーティング システムから取り外します.
  3. 電源ボタンを短く押します。短く押すとは、1 秒よりも短く押すことを意味します。

デバイスを起動させるには、もう一度短く押します。

節電モード: デイジー チェーン

LaCie 2big Dock が節電モードのときでも、Thunderbolt 3 テクノロジー対応デバイスをデイジー チェーン接続できます。デバイスが節電モードに移行するとハードディスク ドライブがスピン ダウンしますが、Thunderbolt の信号は一定のままです。デイジー チェーン接続されたデバイスは途切れることなくデータ操作を続行します。詳細はデイジー チェーンと電源供給を参照してください。

節電モード: USB 3.0 ハブ

LaCie 2big Dock が節電モードに移行していても、USB 3.0 ハブに接続されたデバイスの参照と管理を続行できます。接続されたデバイスは、引き続き 2big Dock から給電されます。

節電モード: PC/Mac による管理

以下のいずれかを実行することによって、お使いのコンピュータで節電モードを開始できます。

  • ホスト コンピュータをスリープ モードにします。
  • Mac: [システム環境設定] > [省エネルギー] に進んで、ハードディスク ドライブのスリープ モードを有効にします。
  • Windows: [コントロール パネル] > [ハードウェア] > [電源オプション] > [電源プランの選択] > [詳細な電源設定の変更] に進みます。[ハード ディスク][次の時間が経過後ハード ディスクの電源を切る] をクリックします。USB ハードディスク ドライブをスピン ダウンする時間を選択します。

節電モードを終了するには以下のようにします。

節電モードの開始節電モードの終了
アイドル状態のため、ホスト コンピュータによって製品は節電モードに入りました。ホスト コンピュータのデバイスのボリュームにアクセスします。たとえば、ファイルをボリュームにコピーします。
コンピュータはスリープ モード中です。コンピュータを起動させます。
 ボリュームの取り外しと節電モードについての注意事項: ボリュームが取り外されると、デバイスは節電モードに移行します。デバイスのボリュームにアクセスするには、デバイスの背面からケーブルを抜き、もう一度差し込みます。

通電

LaCie 2big Dock の電源は、以下の場合に自動的にオンになります。

  • Thunderbolt 3 または USB-C ポートでコンピュータに直接接続された。コンピュータの電源がオンになっている必要があります。
  • 付属の電源から、通電している電源に接続された。
 ポートに関する重要な情報: LaCie 2big Dock は USB 3.1 ポートまたは Thunderbolt 3 ポートを使用してコンピュータに接続できます。ただし、両方のポートを同時に 1 台のコンピュータに接続したり、それぞれのポートを個々のコンピュータに接続したりしないでください。

短く押す

  重要な情報: 電源ボタンを短く押す前に、LaCie 2big Dock ボリュームを必ずコンピュータから取り外してください。

短く押すとは、電源ボタンを手で、1 秒より短く押すことを意味します。製品の動作中に電源ボタンを短く押すと、筐体内のハードディスク ドライブがスピン ダウンして、節電モードが開始されます。Thunderbolt 3 ポートはアクティブのままで、デイジー チェーン接続できます。たとえば、デバイスにデイジー チェーン接続されているディスプレイは、電源ボタンを短く押した後でもコンピュータから利用できます。

短押しと RAID の同期/初期化

RAID 同期中または初期化中に電源ボタンを短く押すと、ハードディスク ドライブがスピン ダウンします。次に電源ボタンを短く押してハードディスク ドライブをスピン アップしたときに、RAID 同期や初期化が再開されます。

長く押す

長く押すとは、LED 電源ボタンを手で、4 秒より長く押すことを意味します。製品の動作中に電源ボタンを長く押すと、LaCie 2big Dock の電力がカットされ、即座に強制的にシャットダウンされます。データの損失につながるおそれがあるため、通常の使用では、長押しは推奨されません。

動作中の Thunderbolt ケーブルの取り外し

動作中にケーブルを取り外すと、データの喪失につながるおそれがあります。システムによる RAID の同期中または初期化中にケーブルが取り外された場合、同期や初期化は続行されますが、コンピュータとの接続が失われ、データも失われます。

静かな動作と熱管理

動作中の騒音を緩和するため、LaCie 2big Dock には内部コンポーネントの熱を排出するために Noctua® 冷却ファンが使用されています。Noctua 冷却ファンは非常に静かなだけでなく、温度により制御され、環境に応じて回転速度を調整できるため、最適な熱管理が保証されます。また、筐体のメタル ケースがハードディスク ドライブからの熱を消散するため、安全に運用され、デバイスの寿命も長くなります。LaCie 独自の設計により内部のハードディスク ドライブから熱が排出されるため、長時間の使用後に外部筐体を触ると温かく感じる場合があります。

  重要な情報: LaCie 2big Dock の背面にある広い排気チャンバーは、十分な気流を確保するために設けられています。この排気チャンバーがふさがれておらず、筺体全体で自然な空気の流れが保たれていることを確認してください。

配置と積み重ね

LaCie 2big Dock は必ず、プロフェッショナル用ハードディスク筐体の熱放出と空気の流れを補助できる、凹凸のない平面に置いてください。適切な熱分散のために、LaCie 2big Dock は筺体の底面にあるゴム製の脚を下にして、縦に設置するよう設計されています。電源が入っている状態で、筐体を横倒しにしないでください。