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LaCie 2big Dock  ユーザーマニュアル
LaCie 2big Dock  

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操作

LaCie 2big Dockの電源は、以下の場合に自動的にオンになります。

  • ThunderboltまたはUSBに対応したコンピュータに接続された。
  • 電気が通っている電源コンセントに差し込まれた。

ディスクのスピン・アップ中は、LEDが青色に点滅します。

  注意 – 周囲温度が指定された温度範囲内になるまでは、LaCie 2big Dockを操作しないでください(「システム概要」を参照)。ハードディスク・ドライブを最近取り付けた場合は、動作させる前に、周囲温度に順応させる時間を確保してください。

電源オン

ほとんどの場合、コンピュータとアクティブな電源に接続されると、LaCie 2big Dockの電源は自動的にオンになります。ただし、以下の2つの条件が満たされていれば、スリープ/起動ボタンを使用してデバイスの電源をオンにできます。

  • 長押しによってデバイスの電源がオフにされた。
  • デバイスがコンピュータのUSBポートとアクティブな電源に接続されたままである。

LaCie 2big Dockの電源をオンにするには、スリープ/起動ボタンを1秒間押します。

電源をオフにする

以下の手順に従ってデバイスの電源をオフにします。

  1. デバイスのボリュームにアクセスしていないことを確認します。
  2. デバイスのボリュームを、お使いのコンピュータのオペレーティング・システムから取り外します。
  3. デバイスをコンピュータから取り外します。

節電モード

LaCie 2big Dockは、節電モードに入ることによってエネルギーを節約できます。2big Dockが節電モードのときは、エンクロージャ内のハードディスク・ドライブがスピン・ダウンして、消費電力を減らします。節電モードは、アイドル時間を増やして動作を少なくすることによって、ハードディスク・ドライブの寿命を長くできます。以下のように電源ボタンを使用してデバイスを節電モードにできます。

  1. デバイスのボリュームにアクセスしていないことを確認します。
  2. ボリュームを、お使いのコンピュータのオペレーティング・システムから取り外します。
  3. スリープ/起動ボタンを短く押します。短く押すとは、1秒よりも短く押すことを意味します。

デバイスを起動させるには、もう一度短く押します。

節電モード:デイジーチェーン

LaCie 2big Dockが節電モードのときでも、Thunderboltテクノロジ対応デバイスをデイジーチェーン接続できます。デバイスが節電モードになるとハードディスク・ドライブがスピン・ダウンしますが、Thunderbolt信号は一定のままです。デイジーチェーン接続されたデバイスでは、中断されることなくデータ操作が続行されます。詳細は、「デイジーチェーンと電力供給」を参照してください。

節電モード:USB 3.2 Gen 2ハブ

LaCie 2big Dockが節電モードに移行していても、USB 3.2 Gen 2ハブに接続されたデバイスの参照と管理を続行できます。接続されたデバイスは、引き続き2big Dockから給電されます。

節電モード:PCまたはMacによる管理

以下のいずれかを実行して、お使いのコンピュータで節電モードを開始できます。

  • ホスト・コンピュータをスリープモードにします。
  • Mac:[システム環境設定] > [省エネルギー] に進んで、ハードディスク・ドライブのスリープモードを有効にします。
  • Windows:[コントロール パネル] > [ハードウェア] > [電源オプション] > 電源プランの選択 > 詳細な電源設定の変更の順に進みます。[ハード ディスク] と [次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る] をクリックします。USBハードディスク・ドライブをスピンダウンする時間を選択します。

節電モードを終了するには、以下を実行します。

節電モードの開始節電モードの終了
非アクティブ状態のため、ホスト・コンピュータによって製品は節電モードに入りました。ホスト・コンピュータのデバイスのボリュームにアクセスします。たとえば、ファイルをボリュームにコピーします。
コンピュータはスリープモード中です。コンピュータを起動させます。
 ボリュームの取り外しと節電モードについての注意事項 – ボリュームが取り外されると、デバイスは節電モードに移行します。デバイスのボリュームにアクセスするには、デバイスの背面からケーブルを抜き、もう一度差し込みます。

電源供給

LaCie 2big Dockの電源は、以下の場合に自動的にオンになります。

  • Thunderbolt 3またはUSB-Cポートを介してコンピュータに直接接続された。コンピュータの電源がオンになっている必要があります。
  • 付属の電源から、通電している電源に接続された。
 ポートに関する重要情報 – LaCie 2big Dockは、Thunderbolt 3ホスト・ポートを使用してコンピュータに接続できます。1台のコンピュータに両方のThunderboltポートを同時に接続したり、各Thunderboltポートを別々のコンピュータに接続したりしないでください。

短押し

  重要情報 – 短押しする前に、LaCie 2big Dockボリュームを必ずコンピュータから取り外してください。

短押しとは、スリープ/起動ボタンを手で1秒より短く押すことを意味します。製品の動作中に短押しすると、エンクロージャ内のハードディスク・ドライブがスピン・ダウンし、節電モードが開始されます。Thunderboltポートはアクティブなままで、デイジーチェーン接続に使用できます。たとえば、デバイスとデイジーチェーン接続されたディスプレイは、引き続き短押しするとコンピュータで使用できます。

長押し

長押しとは、スリープ/起動ボタンを手で4秒より長く押すことを意味します。製品の動作中に長押しすると、LaCie 2big Dockの電力が切断され、即座に強制シャットダウンされます。データの損失につながるおそれがあるため、通常の使用では、長押しは推奨されません。

動作中のThunderboltケーブルの取り外し

動作中にケーブルを取り外すと、データが失われる可能性があります。システムがRAIDの同期中または初期化中にケーブルが取り外された場合、同期/初期化は続行されますが、コンピュータへの接続は失われます。突然切断されたときにファイルにアクセスすると、データ損失が発生する可能性があります。

動作と熱管理

動作温度をより適切に調整するため、LaCie 2big Dockには内部コンポーネントの熱を排出するためにNoctua®冷却ファンが使用されています。Noctua冷却ファンは、非常に静かであることに加えて、温度により制御され、環境に応じて回転速度を調整できるため、最適な熱管理が確実に行われます。また、エンクロージャのメタル・ケースがハードディスク・ドライブからの熱を消散するため、安全に運用され、ドライブの寿命も長くなります。LaCie独自の設計により内蔵ハードディスク・ドライブから熱が排出されるため、長時間の使用後に外部筐体を触ると温かく感じる場合があります。

  重要情報 – LaCie 2big Dockの背面にある広い排気チャンバーは、十分なエアフローを確保するために設けられています。この排気チャンバーがふさがれておらず、筺体全体で自然な空気の流れが保たれていることを確認してください。

肩書

LaCie 2big Dockは必ず、プロフェッショナル用ハードディスク・エンクロージャの熱放出とエアフローを補助できる、凹凸のない平面に置いてください。適切な熱分散のために、LaCie 2big Dockはエンクロージャの底面にあるゴム製の脚を下にして、縦に設置するよう設計されています。電源が入っている状態で、エンクロージャを横倒しにしないでください