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LaCie Rugged Mini ユーザー・マニュアル
LaCie Rugged Mini 

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最適なフォーマット

デバイスは、MacおよびWindows両方のコンピュータとの互換性を維持するために、exFAT (Extended File Allocation Table) で事前にフォーマットされています。

ファイル・システム・フォーマットの選択

ファイル・システムのフォーマットを選択するときは、日常的なデバイスの使用で互換性パフォーマンスのどちらの方が重要かを考慮してください。

  • 互換性—ドライブをPCとMac両方に接続する場合は、クロスプラットフォーム対応のフォーマットが必要です。
  • パフォーマンス—ドライブをWindowsまたはMacのいずれか一方のみと接続する場合は、そのオペレーティング・システムのネイティブ・ファイル・システムでドライブをフォーマットすることで、ファイル・コピーのパフォーマンスを最適化することができます。

WindowsおよびMac両方との互換性

exFATはすべてのバージョンのWindowsと最近のバージョンのmacOSと互換性がある軽量のファイル・システムです。ドライブをWindows PCとMac両方で使用する場合は、exFATでドライブをフォーマットします。exFATは両方のコンピュータにクロスプラットフォーム・アクセスを提供しますが、以下の点に留意してください。

  • exFATは、ファイル履歴 (Windows) やTime Machine (macOS) などの標準搭載のバックアップ・ユーティリティとは互換性がなく、これらのユーティリティには推奨されません。こうしたバックアップ・ユーティリティのいずれかを使用する場合は、ユーティリティを実行するコンピュータのネイティブ・ファイル・システムでドライブをフォーマットする必要があります。
  • exFATは、ジャーナリングされたファイル・システムではないため、エラーが発生した場合、あるいはドライブをコンピュータから不適切に取り外した場合に、データ破損のリスクが高くなります。

Windows用にパフォーマンスを最適化

NTFS (New Technology File System) はWindows用の独自のジャーナリング・ファイル・システムです。macOSはNTFSボリュームを読み込むことはできますが、ネイティブに書き込むことはできません。つまりMacは、NTFSでフォーマットされたドライブからファイルをコピーすることはできますが、ドライブにファイルを追加することも、ドライブからファイルを削除することもできません。Macでのこのような一方向転送以上の汎用性が必要な場合は、exFATの使用を検討してください。

macOS用にパフォーマンスを最適化

Appleは2つの独自のファイル・システムを提供しています。

APFS (Apple File System) は、ソリッド・ステート・ドライブ (SSD) とフラッシュベース・ストレージ・システム向けに最適化されたAppleのファイル・システムですが、ハードディスク・ドライブ (HDD) にも対応しています。macOS High Sierra(バージョン10.13)のリリース時に初めて導入されました。APFSは、High Sierra以降を実行するMacでのみ読取ることができます。

Appleのファイル・システムのいずれかを選択するときは、以下の点に考慮してください。

  • WindowsはAPFSボリュームやHFS+ボリュームをネイティブに読取り/書込みできません。クロスプラットフォームの互換性が必要なときは、exFATでドライブをフォーマットする必要があります。
  • ドライブをTime Machineで使用したい場合:
    • macOS Big Sur(バージョン11)以降のデフォルトのフォーマットはAPFSです。
    • macOS Catalina(バージョン10.15)以前のデフォルトのフォーマットはHFS+です。
  • ドライブを使用して旧式のOSバージョンを実行するMac間でファイルを移動したい場合は、APFSではなく、HFS+でドライブをフォーマットすることを検討してください。
  • macOSファイル・システムとAndroid:macOS向けにドライブをフォーマットすると、Androidモバイル・デバイスとの接続に対応しなくなる場合があります。

詳細

ファイル・システムのフォーマットを選択する際のその他の考慮点については、ファイル・システム・フォーマットの比較を参照してください。

フォーマットの手順

ドライブのフォーマットの手順については、ドライブのフォーマット方法を参照してください。