小さなアニメーション制作会社の大きな夢を叶えるSeagate

ビデオ制作業界では、良い仕事をすることでさらに多くの仕事を任されるようになります。それに伴ってさらに生成されるデータも増加するため、大型のストレージが必要になります。映画やテレビ番組、コマーシャル向けのアニメーションにおける視覚効果を専門に扱う小規模なスタジオであるOd Studiosは、最新の技術と制作手法を用いて長編アニメーション映画を制作するという大きな目標を掲げており、その目標を達成するためには、それまで使用していたコンシューマーグレードのストレージ・ソリューションではもはや能力不足であることに気付いていました。

Od Studiosでは、自社のシステムを拡張し、課題に柔軟に対応できるストレージ・ソリューションを求めていました。比較的新しい会社であったこともあり、スループットの低いコンシューマーグレードのストレージ・システムを使用していたため、作業を迅速に進めることができず、システムの酷使による故障や障害が起こる可能性もありました。

予算に限りのある新設のスタジオとしては、TCOを手頃なレベルに抑えることが優先課題のひとつではありましたが、同時に高いスループットや安定性とコストを両立させる必要にも迫られていました。あまり大型なストレージ・ソリューションを作り直すことをせずに、拡張や将来的な成長に対応できる柔軟性を持ちながら、システムに求められるベンダーのドライブを取り付けられるだけでなく、Lustreファイル・システムのソフトウェアを使用できることも条件でした。

新たなソリューションを求めてハードウェアのベンダーを探した結果、Od StudiosはSeagateにたどり着きました。そこで、コスト効率の高い設計とスタジオが当初考えていたものより多くの未加工のストレージ容量を備え、万が一スタジオが方針転換を迫られても柔軟に対応できるExos X 5U84 RAIDアレイを採用することとなりました。