Toolkitのミラーリング機能は、Google DriveやDropbox、OneDriveなどと同じように動作します。ただし、データをコンピュータのフォルダからクラウドにミラーリングするのではなく、コンピュータのMirrorフォルダから外付けドライブにミラーリングするという点が異なります。
Toolkitのバックアップ機能とミラーリング機能の違い
- バックアップはWindowsだけの機能ですが、ミラーリングはWindowsとmacOSのどちらでも使用できます。
- バックアップにはスケジュール機能がありますが、ミラーリングではToolkitが作成する「Mirror」フォルダを常にモニタリングしています。
- バックアップの場合、内蔵ドライブからバックアップ元のフォルダを選択することができます。
- ミラーリングでは、「Mirror」という名前の新しいコンピュータ・フォルダが作成されます。そのフォルダに保存されたデータは、外付けドライブのMirrorフォルダに自動的にミラーリングされます。元のデータを複製しないと、一部のデータは内蔵ドライブ上で重複する可能性があります。
- ミラーリングは双方向同期であるため、一方のMirrorフォルダでデータを追加、削除、編集すると、もう一方のMirrorフォルダにも同じ内容が適用されます。
- ミラーリングは内蔵ドライブのイメージ/システム・イメージには対応しておらず、データの複製しか行いません。
自分に最適な機能は?
どちらの機能のほうが適しているかは、個人のニーズによって異なります。
ミラーリングは、いずれかのファイルに直近で行われた変更をコンピュータとドライブのどちらにも適用します。一方、バックアップは、例えばソースからうっかり削除してしまった可能性のある古いファイルを探すなど、長期的なデータ管理に適しています。
Windows – バックアップにはスケジュール機能があり、また、(専用フォルダを作成するミラーリングとは違って)バックアップしたいファイルやフォルダをユーザ自身が選択できるため、バックアップのほうが好んで使用されています。
Toolkitのバックアップ機能とミラーリング機能を同時に動作させることも可能です。
macOS – macOS用のToolkitはバックアップに対応していないため、多くのユーザはTime Machineでバックアップを実行しています。しかし、Time Machineを使用する場合はドライブをmacOS専用にフォーマットする必要があり、Windowsとの互換性が失われてしまいます。
重要なファイルの最新のコピーが必要であれば、ミラーリングが大いに活躍します。これなら、ドライブをmacOS専用にフォーマットする必要はありません。そうした重要なファイルをコンピュータのMirrorフォルダに保存しておくと、Toolkitが絶えずスキャンして変更点を特定し、必要に応じて外付けドライブのMirrorフォルダを更新します。
バックアップとミラーリングに関するその他の質問と回答は、以下の「よくある質問」ページでご覧いただけます。