Seagate Business Rackmountデバイスには、3種類のリセット・オプションがあります。この記事では、それぞれのリセットを説明します。
リセット・オプションを使用するためには、Seagateのウェブサイトからリセット・オプションをダウンロードし、USBキーに保存する必要があります。
ファイルをダウンロードして、空のUSBキーに抽出します。USBキーにはその他のファイルが保存されていない状態にしてください。この作業が完了したら、以下の手順を実行します。
- - コンピュータからUSBキーを安全に取り外し、RackmountのいずれかのUSBポートに差し込みます。
- - USBキーを差し込んだままの状態で、Seagate Rackmountを再起動します。再起動が完了したら、Rackmountの管理者ページにアクセスします。RackmountのMACアドレスを入力するよう求められます。この情報はドライブのラベルに記載されています。
- - 3つのオプションが表示されたウィンドウが開きます。
1番目のオプション:Recover Data(データの復元)
このオプションでは、FTPを介してドライブにアクセスできます。このオプションは、すぐにファイルにアクセスする必要がある場合に便利です。またダウンロードのためのプラットフォームを作成して、重要なファイルを保存することもできます。このオプションを選択すると、まず最初にRackmount内のドライブでファイル・システム・スキャンを実行するオプションを選ぶこともできます。
この画面の後にドライブにアクセスするためのダイレクトFTPが表示されます。このアクセスを介した共有は一般的な名前に変更されますが、中身のデータは変更されません。
2番目のオプション:Restore to Factory Settings(工場出荷時の設定の復元)
このオプションは、ネットワーク設定をリセットする一般的な方法です。ユーザ、グループ、名前、ネットワーク設定など、すべてのデバイス設定がリセットされます。[Next(次へ)] をクリックすると、両方の免責事項に同意するよう求められます。
デバイスがリセットを開始します。プログレス・バーが100%に達すると、Rackmountに取り付けたすべての外付デバイスを取り外すよう求められます。リセットが完了したら、Rackmountはファームウェアのアップデートを検索し、見つかった場合はアップデートを適用します。このプロセスが完了すると、再設定を行うよう求められます。
最後に、共有をリセット前の設定に戻すか、あるいはすべてのデータを「Recovery(リカバリ)」という名前の1つの共有にまとめるかを選ぶよう求められます。
3番目のオプション:Format the drives and Install OS(ドライブをフォーマットしてOSをインストールする)
このオプションは、Rackmountを工場出荷時の状態にリセットする一般的な方法です。すべてのデータと設定が削除されます。免責事項に同意したら、ドライブは完全に再フォーマットされ、新しい状態のオペレーティング・システムがRackmountにインストールされます。