Windows 2000 Professional /Server、Windows XP Home /Professional、Windows Vista ならびにWindows 7には、書き込みキャッシングという優れた機能が、[プロパティ]タブにあります。通常、このような機能は SCSI ドライブのサーバ・アプリケーションで、データの整合性を高めるために使用されます。
ドライブでライトバック・キャッシュが採用されている場合、ドライブまたはシステムへの電源が遮断されると、データが失われるか損傷する可能性があります。これは、ドライブがキャッシュしたデータを、電源が切断される前にディスクに書き込むことができないためです。ただし、書き込みキャッシュをオフにすると、ドライブのパフォーマンスが低下します。
手順:
1. Windows Vista / 7では、[スタート]ボタンをクリックし、[コンピュータ]を右クリックして、[管理]を選択します。Windows XP または 2000 では、[マイ コンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択します。
2. [コンピュータの管理]ウィンドウの左側にある[デバイス マネージャ]をクリックします。
3. 右側で、[ディスク ドライブ]を展開します。
4. ハードディスク・ドライブのモデルを右クリックして[プロパティ]を選択します。
5. Windows Vista または 7、XP では、[ポリシー]タブをクリックします。Windows 2000 では、[ディスクのプロパティ]タブをクリックします。
6. Windows Vista または 7、XP では、[ディスクの書き込みキャッシュを有効にする]の横のチェックボックスをクリックして、オフにします。Windows 2000 では、[書き込みキャッシュを有効にする])の横のチェックボックスをクリックして、オフにします。
7. [OK]をクリックして、設定を確認します。
さらに、外付けハードディスク・ドライブに対して、Windows Vista および XP では[ポリシー]タブの[クイック削除のために最適化する]を選択し、Windows 2000 では[ディスクのプロパティ]タブで[書き込みキャッシュを有効にする]ボックスのチェックを外します。いずれも同様の結果になり、外付けハードディスク・ドライブが予期せず切断された場合のパーティションの破損やデータの損失を防止します。
この機能は、デフォルトでチェックが付いています(つまり、有効になっています)。タイミングの問題などを解決するためにハードディスク・ドライブの速度を落とす必要がある場合や、停電などの理由でシステムが予期せずシャットダウンまたは切断するような場合には、書き込みキャッシング機能を無効にすることをお勧めします。