ExpansionドライブのGPTへの切り替え

 

GUIDパーティション・テーブル (GPT) は、Unified Extensible Firmware Interface仕様の一部のパーティション方式で、対象デバイスにグローバル一意識別子を使用するものです。これは、マスター・ブート・レコード・パーティション方式の後継として設計された次世代のパーティション方式です。


ディスクの管理には、GUIDパーティション・テーブル (GPT) パーティション方式を使用するディスクがGPTディスクとして、マスター・ブート・レコード (MBR) パーティション方式を使用するディスクがMBRディスクとして表示されます。GPTディスクはMBRディスクと同じように作業することができますが、以下のような例外もあります。

  • MBRディスクからGPTディスクへの変換およびその逆の変換を実行すると、ドライブのすべてのデータが完全に消去されるため、これらの変換はディスクが空の場合またはドライブのデータが消去されても問題がない場合にのみ行ってください。ただし、MBRディスクには2.2TBという容量制限があります。そのため、4TB ExpansionドライブをMBRに変換すると、ドライブの一部にアクセスできなくなります。これは、MBRパーティション方式の制約であり、ドライブの問題ではありません。
  • コマンド・ラインの「Diskpart」機能を使用すると、ドライブのパーティションが消去され、MBRディスクに変換できるようになります。
        「Diskpart」の使用方法については以下のリンクをご覧ください:www.seagate.com/support/kb/how-to-diskpart-eraseclean-a-drive-through-the-command-prompt-005929en

 

新発売のExpansionドライブは、すぐに使えるパーティション済みGPTとしてお届けしますが、Expansionドライブ旧製品はパーティション済みMBRとなっており、Windows XPを含め、どのオペレーティング・システムで使用しても、容量制限はありませんでした。これが可能になったのは、これらのドライブが4Kセクター・サイズに対応し、特殊ブリッジ・カードを搭載して2.2TBの制限を克服できるようになったからです。Windows XPがオペレーティング・システムのサポート対象外となり、さらにWindows 7ユーザは現在のExpansionドライブでWindows 7 Image Backupプログラムを利用できるため、当社はこれらのドライブの製造を中止しました。

 

以下は、Windows XPオペレーティング・システムに対応していない新モデルのExpansionドライブの写真です。

 


以下は、Windows XPオペレーティング・システムに対応している旧モデルのExpansionドライブの写真です。