iPad USB-CおよびiPhone USB-C搭載外付けストレージ

 

多くのLaCieストレージ・デバイスはUSB-C iPadおよびiPhoneで使用できます(こちらをクリックして、お使いのLaCieデバイスがiPad USB-CおよびiPhone USB-Cに対応しているかどうかご確認ください)。サポートされている操作については以下のリストをご覧ください:

ストレージを互換性のあるiPadおよびiPhoneに接続する

外付けストレージ・デバイスと互換性のある次のデバイス間でファイルに対してアクセス、共有、およびコピーを行うことができます。

  • iPadOS 16以降を実行しているiPad
  • iOS 17以降を実行しているiPhone

iPadやiPhoneに以下をはじめとする外付けストレージ・デバイスを接続するためのUSB-Cポートが搭載されている必要があります:

  • iPad Pro第3世代以降
  • iPad Air第4世代以降
  • iPad mini第6世代以降
  • iPad第10世代以降*
  • iPhone 15 / 15 Plus以降*
  • iPhone 15 Pro / Pro Max以降

*注:iPad第10世代およびiPhone 15 / iPhone 15 PlusのUSB-CポートはUSB 2.0を使用しており、Thunderboltデバイスとの互換性はありません。

iPadまたはiPhoneでストレージ・デバイスのコンテンツを表示するには、ネイティブの [ファイル (Files)] アプリを開いてください。接続されているストレージ・デバイスは左のサイドバーの [場所 (Locations)] に表示されます。[ブラウズ (Browse)] タブに移動し、[Locations (場所)] を表示します。

iPadには、インストールされているサービスやアプリのフォルダが複数あります。例えば、iCloud、OneDrive、Adobe Creative Cloudなどのクラウド・サービスには、簡単にコンテンツを表示させてコピーできるフォルダがFilesアプリにあります。LaCieストレージ・デバイスを接続したら、お好きなクラウド・サービスとの間でコンテンツをコピーすることができます。

注:Seagate Secureのパスワードを使ったLaCieストレージ・デバイスのロック解除は、現在ご利用いただけません。サポートされているiPadまたはiPhoneに接続する前に、MacまたはPCのToolkitを使って、Seagate Secureを一時的に無効にすることができます。

サポートされている操作

Filesアプリで接続されているドライブをタップすると、そこに保存されているファイルがすべて表示されます。ファイルとフォルダを表示したり開いたりできます(それらのファイルの種類に対応したアプリがインストールされている場合)。ファイルの操作方法は、実行しているiPadOSのバージョンによって若干異なります。使い方については、Appleのこちらの記事をご覧になり、iPadOSの該当するバージョンを選択してください。

ここでは一般的な操作について説明します。

  • コピー:1つまたは複数の項目を別のディレクトリにコピーできます。
  • 複製:同じフォルダに項目をコピーできます。
  • 移動:現在のフォルダから別のフォルダに項目を移動させることができます。
  • 削除:項目をFilesアプリの [最近削除した項目] のゴミ箱に移動させることができます。
  • 情報:その項目の詳細が表示されます。
  • タグ:分類のために項目にラベルを付けることができます。
  • 名前を変更:項目の名前を変更できます。
  • 共有:メッセージ、電子メールまたはその他のコミュニケーションアプリから1つまたは複数の項目を共有できます。
  • 注:このオプションは、サードパーティ・アプリで動画ファイルを再生する際にも使用することができます。
  • お気に入りに追加/お気に入り解除:見つけやすいように「お気に入り」とマークされた項目が、Filesアプリの [お気に入り] のセクションに表示されます。

アプリ内からストレージ・デバイスへのアクセス

iPadOSおよびiOSは、Linux、macOS、Windowsなどの他のコンピュータ・オペレーティング・システムとは異なる方法でファイルを扱います。そのため、すべてのアプリから接続済みのストレージ・デバイスにアクセスできるわけではありません。アプリが外付けストレージ・デバイスに対応しているかどうかについては、アプリケーションの開発者にご確認ください。

一部のアプリでは、外付けストレージ・デバイス上のファイルを使用するにあたって、iPad/iPhoneの内部ストレージにファイルをコピーする必要があります。例えば、iMovieの [ファイル (Files)] を選択して、編集するメディアとしてインポートすることができます。

iPad/iPhone USB-Cとコンピュータでの外付けストレージの性能の違い

iPad/iPhoneでのデータ転送は、コンピュータとは異なります。サポートされている一部のiPad/iPhoneのUSB-CポートはUSB 3.1 Gen 2またはThunderbolt(モデルによる)と同等の可能性がありますが、転送速度は異なる場合があり、MacまたはPCの方が高い性能を発揮することがよくあります。

バッテリーの使用

サポートされているiPadとiPhoneは、USB-Cポートのプロトコルに基づいて、接続されているデバイスに一定範囲の電力を供給します。例えば、Thunderboltを搭載したiPad Proでは15Wの電力を供給しますが、iPad第10世代とiPhone 15/15 PlusではUSB 2.0経由で最大2.5Wの電力を供給します。外付けデバイスに供給される電力について詳しく理解するには、モバイル・デバイスのモデルとプロトコルを確認してください。

外付けハードディスク・ドライブに長時間接続すると、バッテリーへの負荷が高くなる可能性があります。

取り出し

macOSやWindowsとは異なり、iPadOSおよびiOSではストレージ・デバイスの「安全な」取り外しを行う必要はありません。操作が完了したら、ストレージ・デバイスをすぐに取り外すことができます。切断する前に、アクティブな転送操作がないことを確認してください。ベスト・プラクティスは、アクションが完了したことをiPadまたはiPhoneが明確に示している間にドライブを取り外すことです。

保存形式

iPadOSおよびiOSは、次のストレージ形式をサポートしています。

  • HFS+
  • APFS
  • APFS(暗号化)
  • exFAT
  • FAT32
  • NTFS
    • NTFSフォーマットされたドライブは読取り専用です

WindowsにおけるexFATフォーマットに関する注記:Windows PCでexFATとしてドライブをフォーマットする場合、アロケーションサイズを128K~1,024Kに設定してください。アロケーションサイズを1,024Kよりも大きく設定すると、iPad USB-Cで検出および書込みの問題が発生する可能性があります。これは、Windows PCでフォーマットを行う場合にのみ当てはまります。

パスワード保護

APFSで暗号化されたストレージ・デバイスは、iPadOSおよびiOSでサポートされています。ディスクユーティリティを使って、macOSでパスワードを作成する必要があります。パスワード保護されたAPFSストレージ・デバイスを接続する場合は、プロンプトが表示されたら、Filesアプリを使ってドライブのロックを解除します。

注:Seagate Secureのパスワードを使ったLaCieストレージ・デバイスのロック解除は、現在ご利用いただけません。サポートされているiPadに接続する前に、MacまたはPCのToolkitを使って、Seagate Secureを一時的に無効にすることができます。

Toolkitおよび初回接続

ほとんどのLaCieストレージ・デバイスは、初期登録とToolkitのインストールを実行するために、まずコンピュータに接続する必要があります。まずMacまたはPCにストレージ・デバイスを接続して登録を行い、Toolkitをダウンロードしてインストールしてください。登録とToolkitのインストールが完了したら、サポートされているiPadに接続することができます。

ToolkitはiPadOSまたはiOSでは使用できません。

次の機能はiPadおよびiPhoneでご使用いただけません。

  • LED動作の変更
  • ドライブ・セキュリティの調整
  • ドライブの再フォーマット
    注: exFAT以外のすべてのフォーマットに該当します。exFATとしてフォーマットされたドライブはexFATに再フォーマットできます。[ファイル (File)] アプリでドライブを長押しすると、[消去 (Erase)] オプションが表示されます。[消去 (Erase)] を選択すると、ドライブ上のすべてのデータが削除されます。
  • ボリューム・エラー(通常は使用中のドライブを取り外した場合に発生)の修正。