コンピュータが起動すると、macOS用Toolkitがドライバのインストールを求めてくる

 

ソフトウェアを適切に機能させるために、一部のToolkit機能にはドライバのインストールが必要となります。コンピュータ起動時に外付けドライブが接続されていると、Toolkitが毎回ドライバのインストールを求めてくる場合があります。

Big Sur (macOS 11) ユーザーの場合:

Big Surには、ドライブを接続した状態でコンピュータを起動するとサードパーティ・ドライバの読込みとマッチングが行われず、ドライブを接続した状態でコンピュータを起動する度にソフトウェアが毎回ドライバのインストールを求めてくるという問題が発生します。

注:ドライバをアップデートした場合は、再インストールする必要があります。以下を行うことで、既存ドライバのリロードの必要性を軽減することができます。

推奨される操作:

  • コンピュータ起動時にドライブを取り外しておく
  • ドライブを取り外しておき、コンピュータが起動して、Toolkitがロードされてから接続し直す
  • Toolkitの機能をまったく使用していない場合 – Toolkitをアンインストールする
  • この問題はMonterey (macOS 12) では解消されています。コンピュータ上の重要な機能がすべてMontereyに対応している場合は、Montereyにアップデートすることも選択肢の1つです。
    • アップデートを行う前にBig Surのバックアップがあることを必ず確認しておいてください。

Catalina (10.15)、Mojave (10.14)、High Sierra (10.13)、およびSierra (10.12) ユーザーの場合:

これらのOSにはBig Surの問題の影響はありませんが、ドライブを接続した状態でコンピュータを起動すると、Toolkitがドライバのインストールを求めてくる場合があります。

推奨される操作:

ドライバがアップデートされている場合、Toolkitはドライバをインストールしてアップデートするよう求めます。一度ドライバをインストールして、ドライブを接続した状態のまま再起動して、プロンプトが表示されるかどうかもう一度確認してみてください。

それでもプロンプトが表示される場合は、コンピュータのキャッシュに問題がある可能性があります。キャッシュを再設定して、問題が解決するか確認してみてください。

  • 外付けドライブを取り外す
  • ターミナルを開く – [アプリケーション] > [ユーティリティ] > [ターミナル] の順に開く
  • sudo kextcache -i /」と入力する
    • Enterキーを押してパスワードを入力する
    • プロセスが終了するまで待つ
  • 外付けドライブを接続し直す
  • コンピュータを再起動する