Windows 8(およびそれ以降)は、サニタイズ コマンドを実行できません。そのため、SeaTools SSD GUIはディスクを削除できません。このような場合、USBドライブにインストールされているコマンドライン・インターフェイス (CLI) ユーティリティ、ブータブル版SeaChestを使用する必要があります。
一部のソリッド・ステート・ドライブ (SSD) のブロック消去は1秒未満と高速ですが、その他のSSDでは30秒以上かかることがあります。ブロック消去はすべてのユーザ・データを物理的に低いレベルで消去するため、消去したデータを取り戻すことはできません。
重要な注意事項:
- このプロセスはUSBドライブのすべてのデータを消去するため、作業を開始する前にデータをバックアップしてください。データ損失を防ぐため、その他すべてのUSBデバイスを取り外してください。
- USBブート・メーカーは.exeファイルですので、Windows環境でフラッシュ・ドライブを作成する必要があります。
- ブロック消去は特定のSSDで対応しています。
最初に、SeaChest USBドライブを作成します。
注:USBドライブは32GB未満にしてください。
- サポート・ページからSeaChestをダウンロードします
- Zipファイルを展開します。
- USBブート・メーカー・フォルダを開きます。
- USBブート・メーカー.exeファイルを起動します。
- 画面上の指示に従います。
- 終了したら、コンピュータをシャットダウンまたは再起動します。
ブロック消去を使ってドライブを消去する
- ブート中にUSBデバイスを選択します。
- ブートが終了すると、カーソル「>」が点滅表示します。
- プロンプトで「SeaChest_Erase --scan」と入力してエンターを押します。
注:このコマンドは、マシンに接続されているデバイスを表示します。各デバイスには固有のデバイス名があります。例えば、/dev/sg0、/dev/sg1などです。SSDがブロック消去コマンドで使用する、正しいデバイス名を探します。 - 以下のプロンプトで次のように入力します:SeaChest_Erase -d /dev/sgX --sanitize blockerase --poll --confirm-I-understand-this-command-will-erase-all-data-on-the-drive
- コマンドはブロック消去の進捗状況を示し、最後に完了メッセージが表示されます。
注:「SeaChest_Erase -d /dev/sgX --sanitize」情報を入力すると、消去オプションの全リストが表示されます。例えば、Crypto Eraseは自己暗号化ドライブでも使用できます。