Thunderbolt NVMeストレージ・デバイスを接続するとWindows 10がクラッシュする

 

本記事は、Windows 10オペレーティングシステムのバージョン2004またはバージョン20H2(ビルド番号19041.508)を搭載したコンピュータにThunderbolt NVMe SSDデバイスを接続した場合にクラッシュが発生する不具合についての情報です。

 

 

更新:この問題はKB4586853(OSビルド19041.662および19042.66)で解消され、セーフガード・ホールドは2020年12月11日をもって解除されました。

 

 

Windows 10バージョン2004またはWindows 10バージョン20H2において、Thunderbolt NVMeストレージ・デバイスを接続した場合にコンピュータがクラッシュするという互換性の問題が見つかりました。

 

問題:Windows 10オペレーティングシステムのバージョン2004またはバージョン20H2を搭載したWindowsコンピュータにThunderbolt NVMeストレージ・デバイスを接続すると、コンピュータがクラッシュしてブルースクリーンと呼ばれる青いエラー画面が表示されます。この問題は、NVMeストレージ・デバイスを接続したままコンピュータを起動した場合にも発生します。Microsoftは本KBAの中でこの事象について認めています。

現時点でこの問題の解決策はありません。この問題への対応策として、前のWindowsバージョンに戻し、「Windows 10の回復オプション」のMicrosoft記事で「インストールされている更新プログラムを削除する」のセクションを確認することをおすすめします。

Microsoftは、対象ドライバを搭載したWindows 10デバイスにおいて、互換性の問題からWindows 10バージョン2004のダウンロードを停止し、ユーザーに対しては、このセーフガードが解除されるまでは [今すぐ更新] ボタンやメディア作成ツールを使って手動でOSを更新しないよう注意を促しています。すでに更新プログラムをインストール済みで、NVMeストレージ・デバイスの接続時に問題が生じる場合は、前のWindowsバージョンに戻すことが推奨されます。 

現在、Microsoftは問題の解決に取り組んでおり、この不具合は11月末までに修正される見通しです。 

 

対象となるSeagateおよびLaCie製品は以下の通りです。

重要:FireCuda Gaming Dockは、拡張用スロットにNVMeを取り付けた場合に限り対象となります。