エンタープライズに最適な新しいヘリウムベースの14TB Exos™ X14ハードディスク・ドライブが、データ・センターのコスト効率に優れた伸長を支援
Seagate Technologyは今日、カリフォルニア州サンノゼで開催されたOCP U.S. Summit 2018でヘリウムベースの14TB Exos™ X14エンタープライズ・ドライブを発表しました。Seagate® Exos X14は、増え続けるデータの効果的かつコスト効率の高い管理を検討しているハイパースケール・データ・センターに、高性能と大容量を提供します。
世界中の企業は、データ量の大幅な増大を制御するという困難な問題に直面しています。Seagate出資の下で作成されたアナリスト・ファームIDCの調査によると、世界では2025年に163ゼタバイトものデータが生成されることが予想されています。ハイパースケールおよびクラウド・ストレージのニーズがかつてないレベルにまで高まっている中、Seagate Exos X14ハードディスク・ドライブは大容量のエンタープライズ・ストレージと効率性の向上を求める顧客の要望に対応します。
同じ3.5インチの設置面積でより高密度なストレージを提供するSeagateのExos X14ドライブは、ハイパースケール環境に最適です。面密度の改善は、Seagateが小さなパッケージで大容量ストレージを提供できることを意味しており、これは増大するデータ・センターの需要を満たす画期的な製品です。Exos X14ハードディスク・ドライブは、このクラスの製品としては業界で最も低い電力消費量、最小設置面積、最高の性能を提供するため、複雑性を軽減し運用コストを削減しながらストレージの能力を最大化することを求めているデータ・センターにとって手頃な価格のソリューションとなります。
「ハイパースケール環境を利用する当社の顧客は、最高の総所有コストを求めており、これは主に容量、電力効率、高度なキャッシング、予測可能なI/Oによって実現されます」と話すのは、Seagateの生産ライン・マーケティング、ストレージ・デバイス担当副社長のSai Varanasiです。彼はさらにこう続けます。「Exos X14は、ハイパースケール・アプリケーションに最適化された優れた連続データ転送速度とランダムI/O応答性を備えた14TBの容量を提供することで、4つすべての項目を改善します」
全世界のデータ・センターのニーズにさらに応えるため、Exos X14には内蔵セキュリティのSeagate Secure™ が搭載されており、パフォーマンスを低下させることなくすべてのデータを暗号化します。この新しいドライブの特徴は、米国政府の連邦情報処理規格 (FIPS) 140-2、レベル2証明書と情報技術セキュリティ評価のためのコモンクライテリア (CC) で、これはコンピュータのセキュリティを認定する国際規格 (ISO/EIC 15408) です。その他の主な特徴として、Exos 10TBドライブよりもラックあたりのペタバイト数が40%多く、エア・ニアライン・ドライブよりも10%軽量化され、また幅広い統合オプションを提供し、さらに多くの作業負荷をサポートする柔軟性の高い設計があります。
「当社ではお客様が大容量のデータを扱うアプリケーションを重点的に利用する割合が増えており、データ・ニーズも拡大を続けています」と話すのは、新ドライブの初期試験を実施したBaiduシステム部門のシニア・ディレクターChao Liu氏です。「SeagateのExos X14は、当社の高まるストレージ・ニーズに対応できるコスト効率の高い手段を与えてくれます」
このドライブは、現在一部の顧客に対してサンプリング中で、今夏製造が始まります。
Exos X14ハードディスク・ドライブは、Open Compute Projectの仕様を満たすSeagateの他の製品とともに、OCP U.S. Summit 2018のSeagateのブース#A14で展示されます。その他にも、Seagateガーディアンシリーズのポートフォリオ、Nytro Q-Boost、HAMRベース・ドライブ、Nytro® 5000 NVMe SSDが製品デモで紹介されます。さらに、SeagateとAmerican Megatrends Inc. (AMI) が、新発売のAMI MegaRAC® Baseboard Management Controller (BMC) ファームウェアがSeagateのエンタープライズNytro 5910 NVMe SSDの管理性をどのように高めるかをご紹介します。またSeagateは、MACH.2™ マルチ・アクチュエータとHAMR 技術も展示し、SeagateとSeagateの技術パートナーがデモを行います。
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